当サイトの年齢別のデータについて計算方法を見直すとともに、家計の金融行動に関する世論調査の詳しいデータを使って、新しいページや機能を追加しました。この記事では、今回の改修内容を紹介します。
年齢別データの計算方法を見直しました
当サイトの年齢ごとの平均貯金額は、20代・30代…と10歳刻みで公表されている統計データから、1歳ごとの値を推定して掲載しています。
これまでの計算方法では、前の年代の誤差が次の年代に持ち越されるため、年代の境目で金額が不自然に上下したり、資産が増えているのに平均月額貯蓄額がマイナスになったりすることがありました。単身世帯の中央値では、40代後半で金額がマイナスになってしまうケースもありました。
そこで、各年代の値をその年代の真ん中の年齢(20代なら24.5歳)の値とみなし、隣り合う年代を直線で結んで推定する方法に変更しました。平均月額貯蓄額は、その直線の傾き(1年あたりに増える金額)を12で割って求めています。詳しい計算方法は、各年齢のページの最後に解説を載せています。
同じ年代の中での位置がわかるようになりました
各年齢のページに、同じ年代の世帯が持っている金融資産の分布を追加しました。「金融資産がゼロの世帯」や「1000万円以上持っている世帯」がどれくらいいるのかがひと目でわかります。
たとえば2025年の調査では、30代の二人以上世帯のうち18.1%が金融資産を持っていません。一方で、1000万円以上を持っている世帯も26.5%あり、同じ30代でも大きな差があることがわかります。
また、金融資産の金額を入力すると、同じ年代の中で上位何%にあたるのかを計算できる機能も付けました。平均値は一部の資産が多い世帯に引っ張られて高くなるため、平均と比べるよりも、自分の位置が実感しやすいと思います。
年収別の貯金額のページを追加しました
新しく年収別の貯金額・金融資産のページを作りました。年収(税引後の手取り)ごとに、金融資産の平均値・中央値や、金融資産がゼロの世帯の割合を紹介しています。
さらに、「30代・年収500〜750万円」のように、年代と年収を組み合わせたページも用意しました。同じ年収でも年代によって金融資産は大きく違うので、自分に近い条件の世帯と比べてみてください。なお、回答数が少ない組み合わせは値のばらつきが大きいため、参考値として表示しています。
老後資金のページを追加しました
老後資金はいくら必要?のページでは、世の中の世帯が「年金を受け取り始めるときに最低限準備しておきたい」と考えている金融資産の額を紹介しています。
2025年の調査では、二人以上世帯で2,267万円、単身世帯で1,859万円となっています。年代別に、実際に持っている金融資産(中央値)と比べると、多くの年代で必要だと考える額に届いていないことがわかります。たとえば40代の二人以上世帯では、必要だと考える額が2,501万円なのに対して、実際の中央値は500万円です。
各ページに目次を付けました
データを載せているページが長くなってきたので、ページの先頭に目次を付けました。見たい項目にすぐ移動できます。
今後について
今回追加したデータは、家計の金融行動に関する世論調査の各種分類別データと設問間クロス集計を基にしています。来年以降も新しい調査結果が公表されたら、順次反映していく予定です。